Panasonic 研修会3

今回のテーマは年末のお掃除に向けて役に立つお掃除の方法です。

講師は倉田道子さんという方でお風呂の女神、通称「湯ばーば」と言われている方です。

ほとんどの方が市販の洗剤や石鹸でお掃除されていると思いますが、今回は市販の洗剤以外のものでのお掃除の仕方を教えて頂きました。
倉田さんは特にお風呂の汚れを取ることを得意とされていて「湯ばーば」の通称もそこからだと思います。


「お風呂の床」の掃除
お風呂の床は凹凸があり必ず石鹸カスが存在しています。
①まず床を温めます。(入浴直後が一番!! 排水口から遠い箇所から開始します。)
②水廻り個所にクエン酸をパラパラと振りかけてトイレットペーパーを重ねてパックし10分待ちます。
③歯ブラシで凹凸をブラッシングします。ブラッシングすると残留洗剤で僅かに泡立ちます。
④続けてブラッシングすると残留石鹸+クエン酸-「油分」二次石鹸に変化します。
⑤油分を雑巾で拭きとり、アルコール入り石鹸(透明石鹸)か食洗機用洗剤で油分を洗浄します。
⑥重層水(7%)をしっかりと掛けて「中和」します。
クエン酸は「残留性」があるので中和作業が絶対必要です!
 たっぷり流さないと「アルミ・金属部分」が腐食します!!


残留石鹸が消えていくと水捌けが少しずつ改善さて水溜りに穴が開くように破水し始めます。

ベストタイムは入浴直後!!床や石鹸カスに「水分と温度」が残っている間に厚地のタオルで「拭って濯ぐ」
すると洗剤がかんたんに除去されます。水捌けもスピード化してふき取り不要となります!!!
「真っ黒なカビ」…パッキンの掃除
パッキンの真っ黒なカビ…正体は「石鹸カス」
①カビ取り剤の中和からスタートします。予想以上に残っています。
 窓を開けて風通しを良くして2〜3倍に薄めた食酢を掛けてシャワーで濯ぎます。3-4回繰り返してください。
★酸素系ハイター(粉末):重層:水=1:1:1をペーストにしてカビの部分にパック1〜2日放置
 石鹸jカスを歯ブラシで擦り出します。ブラシで擦りながら濯ぐ!…これを繰り返します。

★フルーツ酸(柑橘系…梅干し・レモン・酢橘・カボス等)
 「石鹸カス+カルキ分解」が可能
 「40度の湯5ℓ+果汁50-100㏄」を浴室全体に掛け10分程度で濯ぐ
 1週間以上繰り返すと石鹸カスやカルキの分解となります。
 パッキン等に浸透しすぎてしまった「真っ黒なカビ」は全撤去できない場合がありますが繰り返すと黒カビは徐々に薄くなります。あきらめないでください!!!

「青水(緑青ろくしょう)」
★青水は「配管の銅成分」+「石鹸成分」…浴室洗剤や入浴時のボディーソープと反応して発生します。

★洗剤・石鹸は濯ぎ残しがちです!「泡が消えたら濯ぎは終了では?!」…まだまだ洗剤は残っています!

「青水」…浴室洗剤では除去が難しいようです。
お奨めは「メイク洗顔石鹸」(アルコール入りタイプ)香りが良いので「快適」に処理できます!

☆☆☆予防☆☆☆

お奨めは「タオル地のハンカチ」を使った濯ぎ!!!
「洗面器のお湯」をたっぷり含ませた浴槽をタオルで濯ぎ洗いして、シャワーを掛けると洗剤が残っていないので驚くほど泡切れが良くなります。

「時間」も「水」も節約!!!
もらい錆
☆ヘアピンの錆…還元系漂白剤「ハイドロハイター」を溶かしてペースト状にします。

「重層:ハイドロハイター:水=1:1:1」

効果を出すために錆びついた部分にドライヤーで充分温めるか入浴直後、錆の部分に塗布して20〜30分待ちます。(トイレットペーパーでパックでもOK!)

歯ブラシで擦ってください →しっかり水洗いをすればきれいに落ちす。
少量を「つまようじ」で試して→全体処理を始めてください。

「鏡」カルキは多層!…「繰り返し」!

★鏡面は凹凸があり、下方に濯ぎ切れなかった洗剤にカルキが重なり曇り始めます!

★入浴後かシャワーで湯「温度・水分」を掛けて「汚れを緩めます」
「残留した洗剤」をできるだけ厚みのあるタオルを使って擦り出します。(擦り残しがない様に)

カビ取り剤の「中和作業」から作業は上部から!

★タオルを使い「食洗機用洗剤」で洗浄、タオルで擦りながらしっかり濯ぎます。

①トイレットペーパーに「クエン酸液30〜40%」を含ませて表面を20分パック
「1時間」を限界にしてください。素材の変質の原因となります!
②凹凸の「洗剤やカルキ」が緩むので「凹凸歯ブラシ」で擦り出してください。
③残留洗剤が油化するので「食洗機洗剤やクリア石鹸」で洗浄
④タオルで擦りながらシャワーを掛けます。…タオル地は凹凸が簡単に濯げます。
⑤確認しながら①②③を繰り返します。
クエン酸は残留性があるので中和作業!
・・・重層水(7%)を掛けて中和・・・重層をしっかりと流してください。
  (注重層を濯ぎ残すと乾いた時に白っぽくなります)

表面が「キュッ!キュッ!」と音がすると出来上がりです。

再発防止は「タオルで擦りながら濯ぐ」のがコツ!
タオルの凹凸で浅凹部の洗剤が残らず溜まらなくなります。

「カルキ」蛇口廻り・レール コツはパックの繰り返し

クエン酸パック」

毎日の浴室洗剤の濯ぎ残しが主な原因です。

①湯上り直後か温水で温めて作業を開始します。
②「クリア石鹸や食洗機用洗剤等」で残留洗剤を擦り流してください。
③トイレットペーパーに「クエン酸30〜40%」をしみこませ30分パック
素材の変質防止のため「1時間を限界」にしてください!
④凹凸の「洗剤やカルキ」をクエン酸パックして「凹凸歯ブラシ」でかきだします。
⑤残留洗剤がクエン酸で油分に分解されます・・・濯ぎ水で流す。
⑥油化分はクリア石鹸か食洗機用洗剤でタオルを使って洗いー濯ぎます。
⑦重層7%をかけて中和しますー再び水でしっかり流してください。
状態によって③−⑦を繰り返します。
⑧多層のカルキを分解してしまうと一気に水捌けが良くなります。

注)クエン酸は「残留性」があるので重層で中和が必要です!